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何かが起きる?我々が生きている間に地球の磁場が反転するかもしれない
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 11月のジオフィジオロジー誌に掲載予定の論文に「近々地球の磁場が反転するかもしれない」という物がある。これはSF映画等でよく取り上げられるシーンかも知れない、もしかしたら地球の磁場反転は今後数百年、もしくは数千年の間に起きる可能性があるのだ。

 ユーロピアン・スペース・エージェンシー(ESA)の衛星が発見した最新の情報では、現在、地球の磁場は科学者の予測より10倍の速度で弱まっているそうだ。

 地球の磁場は80万年前に一度反転をしており、南極が北に、北極が南に存在した時期があった、というのが通説で、この磁場反転は地球にとっては幾度となく繰り返してきたサイクルだ。このサイクルの最初のサインとして自転の移動と磁場の低下が起きるのである。そして科学者の最新の発表によると、前回の磁場反転は最初のサインからおよそ100年の間に起きたという。

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予想以上の速さで反転している地球の磁極

 地球の磁場を反転させる因子については未知だが、磁場を発生させているのはマントルである。マントルに存在する金属が地球の磁場を作り出し、その磁場が私達を太陽の強い放射線から守ってくれているのだ。しかし、仮に磁場が反転して磁場が弱まってしまった場合、地球は放射線から無防備な状態となり、ラジオ通信や電子機器等に大きな影響を及ぼすと言われている。

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 カリフォルニア大学ジオクロノロジーセンターのポール・レニー局長はこう語る。「今回の磁場反転のサインが前回の磁場反転のような速度で起こるかはわかりません。正直申し上げると、何時・どれくらいの速さで磁場が反転するのかは誰にも分からないのです。」

 レニー局長はESA衛生のチームとは別に地質から地球の磁場反転の問題に取り組んでいる。レニー局長とその研究チームは休火山付近の地質を「アルゴン・アルゴン法」という方法を使い、その磁場反転の痕跡を探しているのだ。

 この地質測定法は地質から見つかったカリウム40がアルゴン40へ変わる半減期を元に計測される。この測定法により計測された前回の磁場反転は、正確には78万6000年前だという事が分かった。

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地球の磁場はいつ反転するのか?
 過去数回の磁場反転を見てみると、磁場反転前の6000年の間は磁場が非常に弱まっている事が分かった。この期間に2000年という長期間の磁場消滅が2回確認されている。しかしながら、地質学者によると私達が今生きているこの時間が磁場反転の周期の「どこ」にあたるのかは分からないそうだ。


磁場反転や磁場消滅で人類は滅亡するのか?
 以上の事を述べた上で磁場消滅が人類滅亡と直結するかどうかだが、科学者等によると、実は磁場反転や磁場消滅はパニックになる必要性もない問題なのだそうだ。というのも、過去数回の磁場消滅でも大きな問題が起きた痕跡は無い上に、もし仮に問題があるとすれば電力系への影響や、「ガン患者の増加等の可能性があるかも知れない」という程度で、人類の滅亡と直結して考える必要性はないのだと言う。

via:livescience.原文翻訳:riki7119

 磁場の急速なる変化は既に地球に様々な影響をもたらしていそうだ。異常気象がそうであったり、磁場が読み取れる動物たちになんらかの異変があったりと、もしかしたら関連する事例はたくさんあるのかもしれない。

 先週末、太陽の巨大黒点が観測され、大規模な太陽嵐が発生するかもしれないという予測もなされている。太陽の磁場の異常変化も確認されており、これによりミニ氷河期がくると言われているわけだが、どうなる地球?我々はそんな激変する気象変動の目撃者になるのかもしれない。

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