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小惑星番号1番「ケレス」に関する6つの豆知識
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 小惑星が初めて発見されたのは1801年、ジュゼッペ・ピアッツィによってだ。それが小惑星番号1番を持つ「ケレス」である。



 ピアッツィは火星と木星の間にも惑星があるのではないかと考えて観測を行っていた。当初それは小惑星とは呼ばれず、惑星であると考えられていた。



 なおケレスの名はローマの農業の女神ケレースにちなんだもので、シリアルもこの女神を語源とする。

惑星発見ラッシュでセレスは「小惑星の準惑星」という区分へ



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 セレス発見後、他にも似たような惑星が次々と発見された。

 考えられないほど頻繁にだ。



 異常なまでに多くの惑星が発見されてから50年後、火星と木星の境界にあるものは「小惑星」という新しい天体に区分されることになった。



 そして2006年、天文学者はケレスをまた別の区分に格上げすることにした。冥王星が格下げされた区分でもある「準惑星」である。



 NASAの探査機ドーンの調査によると、ケレスは火星、小惑星、氷の衛星、彗星の要素を兼ね備えた不思議な存在である。



 以下ではドーンの調査チームの一員である惑星科学研究所(Planetary Science Institute)のハンナ・サイズモア氏によるケレスの豆知識だ。





1. 数字で見るケレス



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ケレス、月と地球の大きさの比較 image credit: Wikipedia


 ケレスは小惑星帯の質量の3分の1を占めており、そこでは圧倒的に大きな天体だ。直径952.4キロで地球の月よりは小さく、また重力は地球の2.8パーセントしかない。



 1日が9時間である一方、1年は長く地球の4.6年に相当する。また非常に寒く、気温はマイナス142.8~マイナス77.3度である。これといった大気はなく、地平線からの光景はどこまでも広がる宇宙の闇で、その地表もいかにも小惑星といった感があるものだ。





2. さまざまな天体のハイブリッド



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ケレスの地形図 image credit: - Wikipedia


 ケレスは火星(氷圏にある岩石の天体)のような惑星と土星の氷の衛星のハイブリッドのような天体だ。



 表面の氷は予想よりも少なく、土が多かった。しかし地中内部では氷が増え、その中心には密度の高いコアがもしかしたらあるかもしれない。



 ケレスの化学的性質もまた予想より複雑だった。その表面の層構造は微妙な差異があるもので、地球やエウロパのようなくっきりとした地層ではない。



 また氷の火山や予想外の構造的特徴も発見されている。小惑星や彗星の特徴も兼ね備えている。





3. 住むには悪くないかも?



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 宇宙生物学的には見所のある場所で、水と岩の相互作用が大量に起きている。表土に覆われ、表面には有機物がある。



 その筋の専門家の目には金鉱脈のような場所で、岩と水と有機物がしっかりと混ざっている。彼らの関心は生命の構成要素が育つ可能性があるかということに向けられている。



 NASAが2007年に打ち上げ、2015年1月よりケレスの撮影を開始した探査機「ドーン」が集めたデータからは、有機物がケレスに由来しており、完全には解明されていないプロセスによって形成されたことが示唆されている。詳細を探るために、ケレスに探査機を着陸させるミッションも検討されている。





4. とは言え異星人が住めるほど快適でもない



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 探査機ドーンが2015年2月にクレーターの中で輝く奇妙な白い斑点を発見したというニュースを覚えているだろうか?



 最初に発見されたのは2002年のことで、ケックII望遠鏡が何か変わったものを捉えた。しかし、それが本当に妙であることが判明したのはドーンが接近してからだ。氷の山か、氷の谷か、塩か、あるいは巨大な金属の輝きか、はたまた知的生命のテクノロジーの証拠であろうか?



 残念ながらそうではない。



 昨年、発表された論文によれば、斑点は一種の塩、つまり炭酸ナトリウムであるようだ。それは知られている中では、太陽系の地球以外の惑星において最も集中した炭酸塩である。おそらくは塩水が結晶化し、地下から表出した物質が変化した結果だ。





5. ドーンとケレスによって小惑星帯の採掘が実現するかも



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 人類が月の先に進出するには現地資源の有効活用(In Situ Resource Utilization)が必須になる。すなわち別の天体の資源を獲得し、物品を生産しなくてはならないのだ。



 物資を地球から打ち上げようとすれば、非常にコストがかさむ。そこで、例えば地球から火星にメタン燃料を輸送するのではなく、火星のメタンを抽出できる機器を輸送し、現地で燃料を生産するのだ。



 ケレスの場合、小惑星から資源を発掘するうえで重要な水を供給してくれるかもしれない。火星やベスタに見られるように、ケレスには新しいクレーターの中の滑らかな物質の上に小さな穴が空いている。これは衝突で蒸発した氷のガスの噴出によってできたもののようだ。



 最近ではそこに揮発性の物質が豊富に存在する一般的な印であることが示されつつある。ケレスでは極緯度、中緯度、さらには低緯度においてすら数メートルのところに氷があると考えられている。水はロボットによるミッションに非常に重要な資源で、ケレスはその実現性を実験するテストケースとなる。





6. 泥の海、ゆえにサメはいない



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 小惑星帯の探索ミッションが提案されてから、ドーンがケレスの軌道に進入するまでに34年がかかっている(なおドーンはケレスの前にベスタのミッションを成功させている。このためドーンは地球の遠くにある2つの天体を軌道した初のかつ唯一の探査機だ)。



 ケレスでの次のミッションは着陸して、サンプルを回収するものである可能性が高い。

 

 ドーンに搭載されていた観測機器は、その内部について新しい洞察を与え、エウロパのような地下の海を記録している。



 今や専門家はケレスに液体ではなく、一種の泥の海があると考えるようになっている。その外側は土っぽいが、地下に潜るにつれて水分が増える。しかしそれは塩分を含んだどろっとした泥だろう。よってサメは泳いでいないし、巨大なイカが潜んでいることもないだろう。



via:wikipedia / mentalflossなど

☆ここまでなんで分かんのや・・・!
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