環境・サイエンス・ITニュースへのコメントだよ!

人間も特定の環境下では超音波で物体を認識する能力を持っている(カナダ研究)
1_20110715004844.jpg

 イルカやコウモリなど一部の動物は超音波を発し、その反響によって物体を認識することが分かっている。では人間にもその能力があるのだろうか。「ある」という結果を導き出したのはカナダの研究者らで、一部の視覚障害者たちが健常者と同じように自転車に乗ったりすることができるのは、超音波を使っているからであると主張している。

 オンライン科学ジャーナルPlos ONEに掲載された論文によると、一部の視覚障害者たちは軽く舌打ちをして小さな音を発し、その反響で周りにある物体を認識しているという。主執筆者で西オンタリオ大学のロア・テイラー博士研究員は、微小なマイクロフォンを2人の視覚障害者の耳に取り付け、舌打ちとその反響を録音した。その後、テイラー氏は2人に録音を聞いてもらい、彼らの脳のスキャン(fMRI)を観察した。

2_20110715004949.jpg

 その結果、録音を聞いた視覚障害者たちは、物体の「形、動き、場所などを極めて正確に」識別していたという。

 fMRIの観察で興味深かったのは、視覚障害者たちが音波探知をする時、脳の後頭葉鳥距野(calcarine cortex)が、活発化していたことだという。この部分は、健常者の場合、視覚で見た情報を処理する場所だ。また、視覚障害者たちが音波探知をする時、脳の聴覚を司る部分に動きは見られなかった。

 「視覚障害者が超音波を使う時、脳の視覚を司る部分が重要な役割を果たしている」とテイラー氏は話す。一方、健常者が超音波の反響の録音を聞いても物体の認識はできず、脳も反応を示さなかったという。

 共同執筆者であるロットマン研究所のステファン・アーノット氏は、「健常者も超音波の訓練をすれば、脳の視覚を司る部分が使われるかもしれない」と話しているそうだ。

 関連動画:人間は超音波をつかいこなすことは可能か?


☆ありえる話やなぁ!
スポンサーサイト

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © mirojoan's Blog. all rights reserved.