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銀河系にあるブラックホールに接近中のガス雲、2013年に衝突予定
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 天の川銀河の中心で、超大質量ブラックホールに接近する低温のガス雲が確認された。このガス雲は2013年ごろにブラックホールの「事象の地平線(物質が脱出不可能になる地点)」に到達し、強力な放射線によるフレアが発生すると見られている。

ソース:Gas cloud will collide with our galaxy's black hole in 2013

 銀河系中心のブラックホール「いて座Aスター」は、太陽の約400万倍の質量があると見られている。その膨大な質量が地球軌道半径と同程度の狭い領域に集中しているため非常に密度が高く、光も重力から逃れられない。

 チリにあるヨーロッパ南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡VLTの国際チームが、「いて座Aスター」中心部へと加速しながら吸い込まれていく荷電ガスの雲を発見した。質量は地球の3倍ほどあり、ブラックホールの重力によって既に形が崩れ始めているという。

ブラックホールに落下しているガス雲の動き
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 このガス雲は2013年ごろにブラックホールの「事象の地平線(物質が脱出不可能になる地点)」に到達し、強力な放射線によるフレアが発生すると見られている。ブラックホールが天体を呑み込むと、周囲へ凄まじい影響を与える。それを観測することこそが天文学者たちの狙いだ。 ブラックホールが天体を呑み込む際の活動の詳細が明らかになるかもしれない。

ESO- Zooming in on the centre of the Milky Way. HD 720P


 圧倒的な重力を有する目に見えないブラックホールは、接近した恒星や星雲をシュレッダーにかけるように取り込みながら成長したと考えられている。太陽型の恒星系を丸ごと呑み込んでしまう場合もあるという。周囲には、中心に向かって落ち込んでいく“ちり”やガスの降着円盤が形成される。高速回転する降着円盤から超高温物質が中心に落ち込んでいく際には、X線などが恒常的に放射される。銀河系中心のブラックホールは、この放射を追跡観測して確認する。ただし、いて座Aスターは、天体を激しく吸収・破壊している他のブラックホールよりも薄暗い。観測が困難で、中心部付近の活動がほとんど解明されてこなかった。

天の川銀河の超大質量ブラックホールに接近、形が崩れたガス雲(赤色)のシミュレーション
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 ブラックホールがガス雲を食らいつくす“捕食”は10年ほど続く可能性が高く、十分な時間をかけて周辺領域の現象を研究できる」。VLTのNACO(補償光学装置)とSINFONI(近赤外線分光装置)を使ってガス雲の動きを追えば、全貌をつぶさに観測できるだろう。

☆捕食って意外と時間がかかるんやなぁ?一瞬で終わるイメージがあったのに!
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