環境・サイエンス・ITニュースへのコメントだよ!

火星まで1回往復すると、一生分の許容放射線量を浴びる可能性(火星科学研究所)
くだらない雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

1_20130811174704710.jpg

火星への有人宇宙飛行に関連する様々な調査を行っている、火星科学研究所(マーズ・サイエンス・ラボラトリー:以下MSL)が、火星の放射線環境に関する新たな測定結果を発表した。

 火星への往復飛行を行った場合に宇宙飛行士が受けるであろう放射線量は、飛行士の生涯許容線量の限界値にかなり近いものとなる可能性が高いという。

 深宇宙での宇宙船における放射線曝露を評価したこれまでの研究は、この環境を遮蔽されない宇宙船で測定しており、その結果は、遮蔽装置で防護された宇宙船に乗って火星のみ、あるいはその他の深宇宙の目的地に向かって飛行する人間にもたらしうる害についての情報がほとんど得られなかった。

1_2013081117474184a.jpg

 このような宇宙飛行の往復には数年かかり、乗船している物や人間は大量の銀河宇宙線(GCRS)や太陽高エネルギー粒子(SEP)に曝露される。宇宙船が吸収する放射線の特徴を明らかにすることは、宇宙船を改良して、宇宙飛行士の将来の飛行をより安全なものにするために極めて重要である。

 今回MSLのCary Zeitlin らは、たとえばアポロ宇宙船と比較してはるかに厳重な、複雑な遮蔽装置によって防護された MSL 内の GCR および SEP による放射線の詳細な測定データを報告した。253 日間にわたる MSL の火星への行程のほとんどにおいて、高エネルギー粒子測定装置(RAD)と呼ばれる機械により、MSL 内の高エネルギー粒子放射線環境について詳細な測定が行われた。MSL で用いられている遮蔽装置は、深宇宙を目指す将来の有人宇宙旅行で使われであろうものと類似しているため、MSL の船内から報告された線量は現実的な数値である。

1_20130811174822e61.jpg

 今回の測定結果に基づいて Zeitlinらは、火星への往復飛行を行った場合に宇宙飛行士が受けるであろう放射線量は、飛行士の生涯許容線量の限界値にかなり近いものとなるとしている。火星の表面で過ごす時間を考慮すると、被曝量はさらに増大するであろう。

 Zeitlin らによる報告は、いつの日か人を乗せて火星にいくことになる宇宙船の遮蔽技術の改良を促進するであろう。これは、宇宙飛行船モデル開発という試行錯誤のプロセスにおける重要な最初の一歩である。

動画:宇宙放射線は火星にいく宇宙飛行士を殺すのであろうか?


☆山ほど、解決せにゃならん問題があんねんなぁ!

くだらない雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!
スポンサーサイト

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © mirojoan's Blog. all rights reserved.