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原子爆弾から生き残る為のガイドライン(米エネルギー省国立研究所)
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 原子爆弾から身を守る一番の方法は、爆発が起きる土地から即逃げ去る事だ。だが、もし万が一、核爆発が直ぐそばで起きてしまったらどうするのか?

 つい最近、米エネルギー省が所有するローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)が、核爆発から逃れ、生存率を最も上げる事の出来るガイドラインを公開した。

 事の発端は、長年核シェルターの研究をしていたLLNLのマイケル・ディロン氏が、家族から「自分の住んでる直ぐ近くでキノコ雲を見たらどうするの?」と質問された事から始まった。結論から言うと、「直ぐに伏せる・建物の陰に隠れる」といった従来のガイドラインでは不十分だと分かったのだという。

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 まずNUKEMAPというサイトを使い、以下の事を想定した後に新しいガイドラインを紹介する。
 
・核は5キロトンの威力がある(参考までに広島原爆投下時に使用されたリトルボーイは15キロトン程と言われている)
・マンハッタン区にある、エンパイア・ステート・ビルディングを想定ターゲットとする

 この条件を想定した場合、以下の画像のような被害区域が想定される。

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それぞれの円は、

中心の黒い円:おおよそのクレーターの大きさ
赤い円:1400ヘクトパスカルの圧力が掛かり、この変化による風は時速750キロメートル前後と予想され、殆どの建物の崩壊が予想される
緑の円:爆発の瞬間に致死量の放射線により被ばくするエリア
オレンジ色の円:半径0.62キロメートル、第二度熱傷を受ける可能性のあるエリア
また、円の外に居る人間はしっかりとした避難を行えば生存の確率は高い
(この核爆発によって生じる熱、爆風、建物の崩壊、放射能での死傷者は25万人と予測されるが、これは大都市を想定しての事だ)

 仮に核爆発の初期被害を生き延びたとして、気を付けなくてはいけないのは放射能だ。放射線による被ばく量には数々の単位を用いるが、ここではレムという単位をしようする。人が耐えられるのは大体500レム程だ。

 今回の爆発で生じるキノコ雲は直径3.2キロメートルの大きさがあり、高さ4.8キロメートルまで届く。その中に含まれる放射性物質は0.5キログラム程だ。放射性物質は風に流れる為、今回16キロメートル毎時の風を想定した場合、下記の図が予想される。

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オレンジ色の楕円:毎時100~200レムの被害がある地域(幅0.54キロメートル・長さ5.4キロメートル)
薄いオレンジ色の楕円:毎時10~100レムの被害がある地域(幅2.4キロメートル・長さ24キロメートル)
黄色の楕円:毎時1~10レムの被害がある地域(幅4.5キロメートル・長さ42キロメートル)

 さてガイドラインの事だが、既存のガイドラインでは「避難勧告が無い限り24時間はシェルターを確保する」事が求められている。このガイドラインは仮にシェルターがある家が近くにあれば悪くはない、被ばく量を10分の1まで下げる事が出来るからである。しかし、しっかりとしたシェルターの無い都市ならどうだろうか?

 仮に毎時200レムという5キロトンの爆発から予想される最大の被ばく量を想定した場合、最初の24時間で600レムもの放射線被害を受ける事になる。シェルターのある家はこれを60レム程に下げる事が出来るが、ロサンゼルスの田舎によくある一般的な家に立て籠もった場合の被ばく量は最初の24時間で300レムまでしか下げる事が出来ない。

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これを踏まえて新しいガイドラインは以下の三点を想定した方が良いそうだ

・シェルターの有無
・風向き
・爆発からの時間

 もし風向きが一定ならば、その風向きと垂直に移動する事で即被害地域から抜ける事が出来る。また、爆発により放射性物質が空中から落ちてくる訳だが、放射性物質が大気中から地面に落ちるまでには時間がかかる。

 こう考えた場合、シェルターが近くに無いのであれば、早急にどこか別のシェルターを探すのが最善だろう。
もし15分圏内にコンクリートの建物や、しっかりとした核シェルターがあるのであれば、初期位置からは30分以内に出た方が良いだろう。

 しかし、一番はこういった事が起こらない事を願うばかりである。

via:gizmag

☆どなにも、ならんやんけ!

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