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あらゆる血液型をO型に変え輸血を可能にする『万能血液』の実現が近づく(カナダ研究)
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 あらゆる血液をO型に変換する研究が前進し、血液型を問わず安全な輸血が可能になる万能血液の実現に大きく近づいているという。

 研究者が作り出した特別な酵素は、血液型を誤れば命に関わる免疫反応を引き起こす赤血球に含まれた物質を削ぎ取ることができる。

O型の血液の重要性

 他の血液型をO型に変換する技術は、世界の輸血事情を大きく変える可能性がある。血液バンクはO型の、とりわけRhマイナスの献血者に大きく依存する傾向にある。

O型Rh(-)は、血液型を問わず誰にでも使うことができるからだ。O型Rh(-)の持ち主は人口の6パーセント程度でしかないが、病院での輸血の11パーセントがこれを利用している。そのため、この型は慢性的に不足しがちだ。

 血液型を決めるのは、赤血球の表面にある糖、すなわち抗原である。この抗原が身体から異物と認識されると、免疫反応を引き起こす。これがA抗原を含む血液を持った人が、B型の人に輸血できない理由だ。

 そこで、15年ほど前に酵素を利用して抗原を剥がす方法が考案された。しかし、これまで大きな成果を上げることができなかった。2000年代初頭から行われた治験では、酵素で処理された血液であっても、軽い免疫反応を引き起こすだけの抗原が含まれていることが確認されている。

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 カナダ、バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学血液研究センターの博士研究員であり、研究の中心人物でもあるデビッド・クワン氏らが行ったのは、この酵素の進化だ。

 変異型を発生させ、抗原を剥がすうえで最も効果が高かったものを選別した。わずか5世代で、酵素を170倍も効果的することに成功した。それでも、問題を解決できるほどではないが、酵素を改善する方法は証明できた形だ。

O型に変換する技術は完成までにあと5~10年

 現段階では、この手法は治験の規模で実施できるところまでは来ていないし、免疫反応を完全に抑えるほどすべての抗原を取り除くこともできない。また、仮に血液型転換の最適なシステムが完成したとしても、アメリカ国内での治験を実施し、食品医薬品局から認可を受ける必要がある。そのため、A型やB型の血液からO型を作り出す酵素の開発には、少なくともあと5~10年はかかるとクワン氏は考えている。

 だが、完成まで漕ぎ着ければ、この手法を臓器移植などに応用することも可能かもしれない。と言うのも、移植される組織や臓器にも赤血球の抗原と同じものが存在するからだ。ただし、大きな違いもある。それは、臓器は生きた組織であり、酵素が剥がした抗原を再生する可能性があることである。

 本研究は、『ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ』誌オンライン版に掲載された。

via:nlm

 すべての血液を輸血可能なO型にする技術と、人工血液技術、どちらが先に実用化されるのか?興味深い案件となりそうだ。

☆俺はO型、しかし家族は全員B型じゃ!

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