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最強のセキュリティとなるか?言葉に対する脳の反応から身元を特定する技術(スペイン研究)
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 普段何気なく話している言葉だが、個人から発せられた言葉から、その人の性質がわかってしまうそうだ。日本のことわざに「名は体を表す」というものがあるが、「言葉も体を表す」ということになる。

 最新の研究によると、言葉を発した時の脳波で、高い確率で個人を特定できるという。

 スペインにあるバスク認知・脳・言語センター(Basque Center on Cognition, Brain, and Language)のブレア・アームストロング氏率いる研究チームは、被験者45名が頭字語(FBIやDVDなど、頭文字を並べた単語)を読む際の脳波を記録し、コンピューターでその差異を検出した。すると、被験者の反応は、実験再現時に同プログラムが94パーセントの精度で被験者を特定できるほどに異なっていたという。

 この結果は、セキュリティシステムが脳波から個人の身元を確認できる可能性を示唆している。94パーセントという数字はセキュリティ上十分ではないものの、幸先のいいスタートだろう。

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脳波を利用した個人特定技術

 脳内の電気信号から個人を特定する技術は、これまでにも開発されてきた。パスワードや指紋認証がその時点のみの認証であるのに対して、脳波を利用した技術では継続的に身元を確認できるという利点があるからだ。顔認証や耳介認証、あるいは脳活動認証などの継続的認証システムを利用すれば、理論的には機器ごとに何度もパスワードを入力することなく、個人が同時に複数のコンピューターシステムを利用できるようになる。

 だが、これまでのところ、脳波全体を測定するときに発生するノイズによってその解析が困難とされてきた。アームストロング氏の方法は、読み取りや単語の認識に関連する領域のみの脳波に特化することで問題の解決を図っている。これによって、クリアな脳波を素早く得ることができるようになった。

 こうした脳波は、人が意味記憶にアクセスしたときに発生する。エピソード記憶が経験を記録している一方、意味記憶は単語それぞれの意味を記録する。言葉に関連付けられた意味の集合は、人によってわずかに異なり、個人的なパターンを形成する。

 また、エピソード記憶と違い、意味記憶は時間の経過によってもそれほど変化しない。例えば、蜂に刺されるという経験をした人が、その後で”蜂”という単語を読んだ時に発火するエピソード記憶ニューロンは異なるかもしれないが、意味記憶ニューロンは依然としてほぼ同じ振る舞いをすると考えられる。

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指紋認証や虹彩認証よりも堅牢なセキュリティが可能に

 アームストロング氏の考えでは、この意味記憶を利用した手法はより個人特定の精度を上げることができるはずで、指紋認証や虹彩認証よりも堅牢なセキュリティが可能になるという。2005年にマレーシアで起きた事件では、車の窃盗犯が持ち主の指を切断し、指紋認証式盗難防止システムを破ったことがあった。脳波認証については、脳を盗み出すことが難しいことから、こうしたセキュリティ回避はできなくなる。

 本研究は生体認証の領域を広げるだろう、とある専門家は語る。しかし、それには精度を改善し、何よりも頭皮に3本の電極を付けるという煩わしさを解決する必要があるだろう。

via:newscientist

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