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2015年9月15日~28日に隕石衝突により世界が終焉する。この説をNASAが否定
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 2015年9月に壊滅的な隕石の衝突は起きないとNASAがはっきり断言した。NASAがこうした発表に踏み切ったのは、パニックを避けるためにアメリカ政府がその事実を隠しているという噂がインターネット上で広がったことが背景にある。

 噂によれば、2015年9月15~28日にプエルトリコ付近に隕石が衝突するらしい。エフライン・ロドリゲス牧師は、他ならぬ神からの啓示によって、隕石の衝突によってアメリカ、メキシコ、中央アフリカ、南アフリカなど、大西洋海岸に甚大な被害がもたらされると告げられたのだそうだ。

 だが、こうしたことは起きない。
 
 「この期間に小惑星などの天体が地球に衝突するという科学的な根拠は一片たりともありません」とNASA地球近傍天体プログラム事務局のポール・チョダス氏。

 隕石の衝突はよくあることだが、NASAによれば、現在「潜在的に危険」と分類されている全小惑星のうちの一つが、今後100年の間に地球に衝突する確率はわずか0.01%でしかない。

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 「9月に壊滅的な被害を及ぼすほどの天体が存在するのであれば、すでにその兆候を察知できているはずです。繰り返しますが、小惑星などの天体が地球に命中する軌道にあるというエビデンスは一切ありません。実際のところ、既知の天体の中では、今後100年で高確率で地球に命中するものは1個たりともないのです」

 NASAにとっては生憎なことながら、ネット上に拡散したありえない破滅シナリオへの対応に彼らが追われたのはこれが初めてではない。2011年に崩壊しつつ地球から遠ざかったエレニン彗星のほか、2012年にも結局は起きなかった様々な破滅シナリオを否定してきた。

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 しかし、NASAなどの宇宙当局にとって悩ましいのは、大型隕石の衝突は確認されていないが、衝突を起こす可能性がある小型の天体については、現在進行形で特定や監視が続けられているということだ。NASA地球近傍天体プログラムでは、4,800km以内の小惑星を検出し、その監視や特徴の分析を行っている。欧州宇宙機関などでも同じようなプログラムを実施している。しかし、その脅威の程度は、現在正確に把握できるよりもはるかに大きい。

 隕石衝突の情報提供を行うアステロイド・デイによれば、木星と火星の間にある小惑星帯には直径1km以上の小惑星が75万個以上存在し、それと一緒にもっと小さな岩石の類が数百万個漂っている。少なくとも100万個の小惑星が、1908年シベリアに落下しツングースカ大爆発を引き起こした隕石に匹敵すると推定されている。これはTNT爆弾10~15メガトン相当の威力を誇る。そして、現在監視されている小惑星は1万個程度だ。

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 最も最近の主要な隕石衝突は、2013年にロシアのチェラビンスク上空で起きたものだ。TNT爆弾500キロトン相当の爆発で、およそ1,500人の負傷者を出した。だが、これは衝突するまでまったく気づかれなかった。

 残念だが、現在のところ、接近する小惑星の軌道を逸らしたり、これを破壊できるような確たる方法は存在しない。各国の宇宙機関がそうした方法の開発や、太陽系内の地球近傍天体の監視に努めているが、いかんせん資金が不足している。2013年にはNASAのチャールズ・ボールデン長官が米国議会で、世界を壊滅させるような小惑星から地球を守る最善の方法は「祈る」ことだと認めている。この発言は、半ば皮肉として、予算の引き上げを要請したもので、ふざけているわけではないだろう。

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 現時点で、NASAは地球の生物を滅ぼしうる小惑星が2015年9月15日あるいは28日に衝突しないことについては確信している。それだけでも朗報だろう。新型のiPhoneも手にすることができる。だが、長期的には、私たちが心から安心できるようなニュースではない。

via:wired

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