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このナメクジのようなものはいったい?冥王星中央部に謎の物体を発見(NASA)
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 NASAが打ち上げた無人探査機ニュー・ホライズンズが冥王星表面に謎の物体を発見した。上記画像がそうだ。 まるで表面をナメクジのように滑っているかのようにも見える。


 専門家は汚れた水氷ではないかと推測している。彼らの見解では、密度の高い固体窒素の”浮遊物”で、対流セルの縁まで引きずり込まれたのだという。また冥王星表面には凝華(気体から固体に直接析出すること)によるものと思われる無数の穴も確認できる。



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 昨年12月24日に地球に送信された画像は、ニュー・ホライズンズに搭載されたLORRIというモノクロ望遠カメラが捉えたものだ。高解像度で撮影されているのは、スプートニク平原と呼ばれる冥王星左側に特徴的なハート型を描く氷の領域のど真ん中の光景である。



 スプートニク平原は周囲の領域よりも数km低い。平原と言っても完全に平なわけではなく、表面は細胞のような16~40kmの区画に分かれている。低い太陽の角度で眺めると、中央と周囲の縁が軽く盛り上がっており、全体的には100mほどの起伏がある。



 こうした地形パターンは、スプートニク平原に満ちる窒素を主原料とする氷のゆっくりとした熱対流に起因すると考えられている。ものによっては数kmの深さがある溜め池の底で、固体窒素が冥王星内部の穏やかな熱によって温められると、浮力によって浮かび上がる。だが表面に浮かぶと冷却されて再び沈むという循環が繰り返される。粘性の液体を封じ込めて循環させるインテリア用ライトを想像すると分かりやすいかもしれない。



 ニュー・ホライズンズの調査チームが開発したコンピューターモデルからは、循環する固体窒素は数百万年の時をかけて進化と融合を続けることが明らかとなっている。ギザギザした縁は、冷却され再び沈み込む窒素の氷の痕だ。



  “X”型の痕もそうしたものの1つで、かつて4つの対流セルが存在した場所であるようだ。LORRIが撮影した画像からは、数多くの活発な3重ジャンクションを確認できる。





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冥王星のバイキングテラの色付けされた合成画像



 またNASAは冥王星のバイキングテラと呼ばれる領域の画像も公開している。それはニュー・ホライズンズが2015年7月14日に冥王星を接近通過した際に撮影したもので、最接近時の距離は13,695kmだった。LORRIが撮影したのは49,000kmの範囲で、1ピクセルあたり480mの解像度である。これにはLORRIによる撮影から20分後に、ラルフ/マルチスペクトル視覚イメージングカメラ(MVIC)で集めたデータ(34,000kmの範囲を1ピクセルあたり650mの解像度で撮影)で色付けしてある。



 専門家から特に注目されたのが、クレーターの縁に凝集した明るいメタンの氷、クレーターの底などの低い部分にある暗赤色のソリン(大気中のメタンと窒素が反応したことで発生した煤状の粒子)、急峻な崖やクレーターの壁を覆う層である。



 ソリンが分厚い領域の表面はなだらかであり、これが運河やクレーターに流れ込んだかのように見える。専門家によれば、ここまでの厚さを持つソリンの堆積物は通常大きな規模で動くことがないため、その地下を流れる氷や周辺に吹く風の存在を示唆しているという。



 また、穴ぼこは氷の破砕と蒸発によって形成されたと考えられている。一帯に衝突クレーターが少ないことも、こうした穴が比較的最近形成されたものであることを示唆している。その並び方は配置は、氷の流れと窒素などの揮発性物質が表面と大気の間で交換されていることを示す手がかりだという。



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スプートニク平野の穴だらけの表面。最接近13分前の高度15,400kmから撮影した。解像度80×80km。



 最接近13分前に高度15,400kmの上空から撮影した写真は、80×80kmまで拡大されている。その右下には大きな環状の構造が確認できる。左下にあるより小さなものはクレーターの残骸であろう。左上の部分は、スプートニク平野の比較的滑らかな氷と、穴だらけの領域との境界であり、連なる丘によって形成されている。



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スプートニク平野北西に広がる荒地との境界で氷殻ヘ向かってせり出すかのようなアル・イドリーシー山



 7月14日の接近通過の際にニュー・ホライズンズが撮影した冥王星の画像の中でも最も鮮明なものは、1ピクセルあたり77~85mの解像度で、非常に小さな特徴まで見て取ることができる。これには1ピクセルあたり630mの低解像度のカラーデータが合成されている。スプートニク平野北西にある荒地との境界付近を撮影したもので、アル・イドリーシー山が氷殻とぶつかり合う姿が見て取れる。



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クレーターが口を開ける氷原の画像からは、クレーター内壁に層があることが分かる



 「冥王星の多様な地形を捉えたこれらの接写画像は、ロボットによる惑星探査が地球にいる科学者にデータを送信する上で極めて有効であることを証明しています」と、NASAのジョン・グランズフェルド氏はコメントする。「ニュー・ホライズンズは、7月の接近通過で冥王星初となる接写画像を撮影し、私たちを興奮させてくれました。内臓メモリに大量に保管されていた画像は、今でも私たちを驚かせ続けています」





New Horizons’ Best View of Pluto’s Craters, Mountains and Icy Plains



 またサウスウェスト研究所のアラン・スターン氏は、「冥王星の地理を超高解像度の窓から覗けるようにした」と評している。火星や金星でこれに匹敵するほど鮮明な画像は、最初の接近通過から数十年待たなければなかったという。



 こうした最新画像は、1989年にボイジャー2号が撮影した冥王星の画像よりも6倍、海王星の衛星トリトンのものよりも5倍鮮明なのだそうだ。



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冥王星の”荒地”の画像。こうした切り立った地形は、浸食や断層で氷殻が削られることで形成された



 また冥王星の1日を表す10枚の画像も公開された。3時方向の冥王星が最も遠方から撮影されたもので、ニュー・ホライズンズは接近通過の際に横から接近したために、”トンボー領域”というハート型の地形は隠れている。トンボー領域が最もよく確認できるのは6時の位置にあるものだ。その裏側の姿も含めて、冥王星の様々な姿を教えてくれる。



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冥王星の1日を表す10枚の最新画像。冥王星の1日は地球の6.4日に相当



 なおニュー・ホライズンズは、今後エッジワース・カイパーベルト内の太陽系外縁天体を観測し、その後太陽系を脱出する予定だ。



最接近15分前の18,000kmの距離から撮影されたパノラマ画像。流れる氷や霞のようなものが見える。



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タルタロス尾根のカラー画像。530kmの範囲を撮影しており、青、赤、赤外線画像が合成されている。丸みを帯びた奇妙な山並みが捉えられている。



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via:dailymail

☆今後の調査に期待しましょう!

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