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気候変動、温暖化に対応するべく科学者たちが考えた10のぶっ飛んだ科学的提案
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 学術的な視点からは、科学は私たち人類やそれを取り巻く環境、あるいは世界や宇宙の理解を助けるために存在する。実用的な視点からは、しかし科学は問題解決のためのものだ。病気の治療方法の発見など、様々な難題が科学の力によって解決されてきた。



 そして科学はついに地球工学という神の領域へと入り込んでいった。気候変動や温暖化などの自然に関する新たな難題を科学的に解決しようという取り組みがなされている。科学者たちはそれに対し、理性的かつ効果的な解決方法を提案しつつも、中にはぶっ飛んだ提案をする科学者もいたのだ。

10. 水不足解消の為に人工山を作る6_e15


 アラブ首長国連邦(UAE)は世界最高の高層ビル、820mのブルジュ・ハリファがある国として有名だ。しかし、ある科学的提案が政府によって受け入れられると、そこには人工的に作られた山が登場することになる。



 これはUAEの水不足を解決することが狙いだ。すなわち、山を作ることで雲の形成を促進し、雨を降らそうというのである。理論的には確かに上手くいくのであるが、専門家によれば、そのような山を作り出すことはほとんど不可能に近いのだそうだ。



 まず、それほどの山を作るだけの膨大な量の材料はどこから調達するのであろうか? さらに山を作った結果、問題が解決するどころか、悪化する可能性もある。人工山によって雨量が増える地域もあるだろうが、その逆側は乾燥が進むだろう。





9. 温暖化解決の為小惑星から粉塵雲をばらまく

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 温暖化問題を解決する最も効果的な方法の1つは、太陽の熱を遮断してしまうことだ。そして地球用の日よけを作る方法がいくつも考案されてきた。だがスコットランドの科学者が提案する方法ほどぶっ飛んでいるものはないだろう。小惑星から宇宙に巨大な粉塵雲をばら撒こうというのだ。首尾よくいけば、地球の気温は劇的に低下する。



 しかし少し想像してみれば、その方法の難しさもさることながら、リスクが付きまとうことも気づくだろう。例えば、どうやって巨大な小惑星を捕獲しようというのだろうか? そんなことが既存の技術で可能なのだろうか?

 

 仮に捕獲できたとしても、それが地球に壊滅的な打撃を与える可能性もある。さらに今のところ、これを大きな規模で実施した場合に実効性があるのかどうか、専門家はまだ確証を得ていない。机上の空論である可能性もあるのだ。





8. 月の表面を明るくし、夜間の電力消費量を減らす

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 温暖化問題の解決法の多くは太陽に関連している。しかし中には月を利用しようというものもある。その方法とは月を明るくするというものだ。



 月の表面を明るくすると理論的には地球に反射される太陽光が増える。こうすれば夜間の電力消費量を減らして、二酸化炭素排出を抑えることができるわけだ。



 しかし、このアイデアが発表されるとすぐさま厳しい批判にさらされた。例えば、月を明るくすると気候変動問題が悪化する可能性が指摘される。月の反射率が上がることで、地球の気温が上昇するかもしれないのだ。



 他にも月を明るくするための素材に何を使うのかという問題や、夜の月光が明るくなることで人間の健康に対して何らかの悪影響がある可能性もある。





7. グリーンランドの氷河に毛布をかける

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 地球表面の10%を覆う氷河には全世界の水の75%が蓄えられている。過去数十年で膨大な量の氷が急激に溶けてしまった。このまま氷河の融解が続けば、ニューヨークなどの沿岸沿いの都市が水没する恐れがある。

 

 これを防ぐためにある氷河学者が提案するのは、氷河を毛布で覆い太陽の熱を反射してしまおうという奇策だ。考案者のジェイソン・ボックスは1994年以来続けてきたグリーンランドの調査の最中にこのアイデアを着想したという。



 2009年、ボックスはその毛布反射理論を検討するべくグリーンランドへ向かった。実験では31巻もの巨大なポリプロピレン製毛布を使用して、およそ10,000m2が覆われた。これは風を防ぎ、太陽光を反射するよう作られたものだ。



 グリーンランド中の氷河を覆い尽くすとなれば、膨大な費用がかかるだろうが、ボックスによれば、海面上昇による水没の被害に比べればはるかに安上がりだそうだ。





6. 太陽の熱線を反射させる宇宙鏡の設置

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 いくつかの奇妙な理由により、多くの科学者が太陽の熱線を反射する物体を打ち上げるというアイデアに取り憑かれている。こうすることで地球は劇的に涼しくなり、温暖化問題が解決されるはずだ。



 2002年にある宇宙コンサルティング企業が行った提案は、地球の赤道上に操作可能な宇宙鏡を軌道させようというものだった。彼らの主張によれば、この方法で地球の気温が3.0度ほど下がるらしい。



 しかし、せっかくの提案にマックスプランク研究所からケチがついた。宇宙鏡は太陽からの熱線を反射するかもしれない。だが熱帯が寒冷化する代わりに極圏の温度が上がるほか、降水量が減り、また地球気温が不均一に低下するなど、予想外の副作用が懸念されるのだそうだ。



 幸いにもこの突飛なアイデアは今のところ実施されていない。それを実現する資金も技術もまだ存在しないからだ。







5. 水力発電用に地中海をダムにする

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 1900年代初頭、ヨーロッパはエネルギー問題、失業問題、国家間紛争に悩まされていた。これらを解決するために、ドイツの建築家ヘルマン・ゼイゲルが提案したのが壮大な地中海ダム建設プロジェクトだ。



 ゼイゲルは水力発電に熱狂しており、地中海をダムにすることでヨーロッパとアフリカの需要を賄うだけの発電ができると考えた。さらにこのプロジェクトの膨大な資金をヨーロッパ各国が拠出すれば、戦争に金を費やす余裕がなくなるであろうことも狙いだった。



 1952年、ゼイゲルは死去し、その野心的だが高潔なアイデアもまた消えた。それは不完全で非現実的かつ実施困難なものであったが、背景にある思想は賞賛に値するだろう。当時のヨーロッパを苦しめていた問題を解決するには、ともに手をとりあうしかないと彼は信じていたのだ。





4. 温暖化抑制のためにフェイク火山を作る

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 1991年、フィリピンのピナトゥボ火山が噴火した。この噴火によって東南アジア諸国は大きな打撃を受けたが、地球規模では温暖化を抑制するという意外な効果があった。



 UAEの事例とは異なり、ここで提案されるのは小さな人工火山を作るのではなく、噴火の影響を真似ようというものだ。そのためには民間飛行機を飛ばして、硫酸を大気に放出する。これによって硫酸が水蒸気と結合し、硫酸微粒子という物質が形成される。人工的に作り出された微粒子は太陽の熱線を反射するため、温暖化は抑制されるはずだ。



 一見、効果的で、実行可能な手段にも思えるが、馬鹿馬鹿しいほどに危険だ。例えば、硫酸微粒子が大気汚染を引き起こし、死者が増えるかもしれない。他にも、サンゴ礁の白化を促したり、オゾン層を破壊してしまう恐れもある。







3. 大気にダイヤモンドダスト

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 ダイヤモンドと聞けばすぐさま宝飾品が思い浮かび、温暖化に考えがいたることはないだろう。しかし、ハーバード大学の科学者は、ダイヤモンドの粒子を大気に吹き付け、温暖化を防ごうと提唱している。硫黄微粒子と同じような発想であるが、違うのはダイヤモンドのナノ粒子はより効果的で、環境への負担も軽いことだ。



 もちろんダイヤモンド粒子をばらまくなど非常に金がかかることだ。1kgあたり11,000円未満の人工ダイヤですら、毎年数千億円もの資金が必要になるし、これが大気中に存在した場合のリスクについて正確なことはまだ分からない。それでも毎年数十万トンのダイヤモンド粒子を使用すれば、地球の気候が大きく変化すると見積もられている。

 



2. 南極に人工氷河

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 今後2世紀で海面は3m上昇すると言われている。これはあくまで気温の上昇を2.0度に抑えることができた場合の話だ。



 この問題に対応するために提案されたのが、南極に人工氷河を作ってしまおうというそら恐ろしいアイデアだ。それは海水を南極にポンプでくみ上げることによって実施される。しかし、膨大な量の海水をくみ上げるには膨大なエネルギーが必要となる。そのため、提案者自身もあくまで最悪のケースを避けるための緊急手段であることを認めている。



 もちろん副作用もある。人工氷河を作ることで南極の環境や生態系はめちゃくちゃになってしまうだろう。しかも、この方法は一時しのぎでしかないのだ。一度海水のくみ上げを止めてしまえば、人工氷河が溶け始め、劇的なまでの海面上昇が待っている。





1. 新しく超大陸を作る

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 地中海のダム建設を提案したヘルマン・ゼイゲルだけが、未曾有の危機に対して人類が協力できることを信じていたわけではない。実験哲学者ジョナサン・キーツもまた人々が手をとりあうことで死にゆく地球を救おうと考えた1人だ。



 彼が考え出したのは、新しく超大陸を作ろうという想像を絶するアイデアである。最新の地球工学的手法を用いて、地球のプレートを徐々に動かして巨大な陸塊を作り出そうというのだ。いみじくも彼はこの新超大陸をパンゲア・オプティマと呼んでいる。



 キーツはこのアイデアを実行に移すために、外交と地球工学の研究に特化したポリティカル・テクトニクス研究所を設立した。実現すれば、アメリカも中国もロシアも皆お隣さん同士だ。その理論によれば、超大陸の出現により大国同士の歴史的な対立関係は解消されるという。だが、かえって緊張が高まり、世界平和が遠のく可能性もあるように思える。

 

via:10 Crazy Scientific Proposals That Make You Question Scientists

☆昔、木星を爆破させて、バリアを作るという特許出願があったぞ!

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