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大量絶滅・隕石衝突など、先史時代に発生した8つのアポカリプス
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 母なる惑星、地球はこれまで真に破壊的な出来事を目撃している。専門家によってその大まかな全体像が理解されるようになったのはここ最近のことだ。



 若い地球が見せた暴力的な姿は今もなお最新の科学によって解明が進められ、ときにハリウッドのネタとなっている。

1. ヤンガードリアス・イベント



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 マストドンやサーベルタイガーのような北アメリカに生息していた大型動物のほとんどは1万3,000年前に絶滅した。この絶滅はヤンガードリアスと呼ばれる地質時代と重なっている。



 ヤンガードリアスは前回の氷河期末期にあたる、地球の気温が上昇しててきた時期に訪れている。何らかの理由により、温暖化が止まり、地質学的には一瞬とも言えるわずか数十年の間に世界の平均気温が24度にまで急落。この寒冷な気候は1,000年以上続き、数多くの種が絶滅した。



 最近提唱された仮説によると、氷河が後退する際に溶けた水が氷河の中に巨大な湖を形成し、これが急速な寒冷化の原因になったという。



 北アメリカに存在したおよそ945,000km2のアガシー湖もその1つである。氷のダムに堰き止められていたアガシー湖は、16,000km2の淡水を暖かい海流に流し込み、これが地球の気温を急落させた。



 隕石の衝突が原因とする仮説もある。これはグリーンランドから採取された完新世の氷床コアのサンプルに、大量のプラチナとイリジウムが含まれていることから推測された。



 また同時代の堆積層からはナノダイヤモンドと炭素粒子も発見されており、本仮説を裏付ける証拠とされている。





2. ガンマ線バーストによる大量絶滅



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 地上から見上げる夜空は平和そのものだが、実際の宇宙は極めて荒々しい場所である。その一例として、巨大な恒星が死に超新星となるとき発生するガンマ線バースト(GRB)がある。



 ミリ秒から数分のみの間に太陽100億年分のそれに匹敵するエネルギーを放つ、想像もできぬような激しい現象である。



 大気モデリングに基づき、オルドビス紀の大量絶滅はこれが原因だったのではないかという仮説が提唱されている。最初の恐竜が地上を歩き始める2億年前、地上に動物はおらず、目立った植物もまだまだ登場していない時代のことだ。



 推定によると、6,000光年先で発生した10秒間のバーストが地球のオゾンの半分を破壊し、地上の生命は太陽が放つ危険な紫外線に暴露された。プランクトンのような食物連鎖の基礎になる生物は激減、海洋の無脊椎動物の60パーセントが絶滅したとされる。



 大気の化学的組成も変化し、寒冷化が進んで生態系は大混乱をきたした。水面付近の生物は直ちに食糧不足の影響を受けた一方、深い場所に生息していた生物はしばらく持ちこたえることができたと思われる。





3. 月の大変動



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 かつて地球は長きに渡り巨大な隕石の集中砲火を受けていた。それはおよそ39億年前のことで、後期重爆撃期と呼ばれている。



 おそらくは地球と火星の間にある小惑星帯の混乱が原因で、連続的に隕石が降り注いだ。地球においてその痕跡は侵食作用やプレートの動きによって消されてしまったが、月に衝突した隕石についてはその限りではない。



 月から持ち帰られた石に残された化学的な”指紋”と放射線年代測定法からは、地球に最初の生命が誕生し始めた頃、地球と月は隕石の連続爆撃を受けていたことが判明している。それはおよそ1億年続いたと推測される。



 小惑星帯に混乱が起きた原因としては、そこで形成され太陽に飲み込まれた”惑星V”の存在、木星と土星の軌道の同期共鳴(最も支持される仮説)、太陽系外縁部における第10および11番目の惑星の衝突などが提唱されている。





4. ジブラルタル・ブリーチ



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 ジブラルタルの砦の景観は素晴らしい。そこへ行けば、ヨーロッパからアフリカ沿岸を望むことができるかもしれない。



 海面が低かった530万年前の氷河期、ここにはヨーロッパとアフリカをつなぐ狭い陸橋があり、大西洋の海水を堰き止めていた。地中海盆地は、それより30万年早く干上がった海水の名残である塩辛い湖が点在する砂漠であった。



 だが氷河期が終わり、海面が上昇すると、海水は陸橋を乗り越え始める。数千年をかけてゆっくりと”滴り落ち”ながら力を蓄えると、やがて地球史上最大級の滝を作り上げた。





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 その流れはアマゾン川の1,000倍の量に達した可能性もある。わずか数ヶ月(2年という説も)で地中海盆地の90パーセントを水で満たし、海面は1日で10メートルも上昇した。そこに生息していた動植物を一掃し、現在の地中海が誕生した。





5. 黒海洪水――ノアの洪水



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 1999年に実施された海洋調査によって、黒海の底に人間が生活し、人工物が存在した痕跡が発見された。



 また古代の海岸線と淡水の軟体生物の名残は、黒海の下にかつて淡水の湖が存在したことを示していた。これが大洪水の証拠である。放射性炭素による年代測定からは7,000年前の出来事であったと推測されている。



 氷河期末期に進行する氷河の融解は海面レベルを上昇させる。そうした水は当時陸橋だったかもしれないトルコのボスポラス海峡を脅かした。やがて陸橋が決壊。地中海が毎日42km3も注ぎ込んだ。これはナイアガラの滝200個分のエネルギーに相当すると見積もられている。



 生き残った人たちは、その恐怖体験を数世代にも渡って語り継いだ。これがノアの洪水を始めとする世界各地に伝わる大洪水の伝説のもとになったのかもしれない。





6. 大絶滅



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 P-T境界とも知られる大絶滅は、地球史上最大の大量絶滅である。2億5,100万年前のペルム紀に、地球上に生息していた生物の90パーセントが滅んだ。海洋生物で生き残ったのはわずか4パーセントで、木々はほぼすべてが消え去った。



 犯人は、現在シベリア・トラップと呼ばれる地域で起きた洪水玄武岩の噴出だと考えられている。



 洪水玄武岩は、円錐形の山から溶岩が噴出するのと異なり、地球自体に開いた大きな開口部から溶岩が噴出し、広範囲に広まる現象だ。地球の陸海が1つの大陸(パンゲア)だった時代に発生したと考えられている。



 噴出した玄武岩は300万km3を覆い、その状態が数百万年続いた。膨大な量の二酸化炭素と二酸化硫黄が空気中に放出され、大気を汚染し、急激な気候変動をもたらした。アメリカ合衆国に匹敵する面積が深さ1キロという溶岩に覆われたのである。



 海洋も酸化し、酸素も欠乏。海流は阻害され、短期的な核の冬の後に、長期的な地球温暖化が続いた。以降、地球が回復するためには数百万年を要している。





7. シバ・インパクト――恐竜絶滅の駄目押し



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 新しい仮説によれば、恐竜を絶滅させたのは1つではなく、2つの隕石だった。



 メキシコ、ユカタン半島にある直径160キロのチクシュルーブ・クレーターは有名だ。6,500万年前に衝突した直径10キロの隕石は、恐竜を含む生物の大量絶滅の引き金になったとされている。



 しかし、それからわずか30万年後、未だ回復途上にあった地球の今度はインド、ムンバイ西海底に40キロの隕石が衝突し、480キロというクレーターを残した。



 この仮説が正しければ、既知のものとしては地球上最大のクレーターである。その名もヒンドゥー教の破壊の神にちなんだシバ・クレーターだ。



 一説によると、この衝突により地殻が蒸発し、デカン・トラップの洪水玄武岩を引き起こしたという。これが当時すでに肥沃だったインド西部に有害なガスを放出し、火山活動を促進した。





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 また岩石圏のマントルの一部を変形させ、インドプレートの命中地点を粉々にした。膨大な運動エネルギー、大津波、溶岩の噴出、ガスの放出――これらが相まってしまえば、すでに危機に瀕していた種に生き残るチャンスはなかったに違いない。





8. ジャイアント・インパクト



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 太陽系初期の天体が衝突を繰り返していた時期、テイアと呼ばれる火星サイズの惑星が地球に衝突した。衝撃によって地球はかろうじて溶岩の回転楕円体となる。そして、これこそが現在知られる生命を宿す地球と月を生み出したと考えられている。

 

 衝突後、直ちに溶岩の破片は地球の重力軌道に捕捉された。破片は徐々に合体し、今夜空に輝く金色の球体、すなわち月になった。



 地球と月の組成は驚くほど似ていることが知られている。ここから両者はもともと1つの天体だったが、原始惑星の衝突によって暴力的に分裂させられたと推論されるようになった。



 地球と月の岩石からは酸素同位体の類似点も発見されており、ジャイアント・インパクト仮説を裏付けている。一説によると、テイアは惑星というよりはE型小惑星に近かったそうだ。




☆人類なんて、まだほんの一瞬の存在か!

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